2017年11月05日

ガン消滅の罠



 ガン専門病院に勤務する夏目医師の受け持ち患者の末期がん患者が生命保険のリビング・ニーズ特約による保険金受け取り後、ガン細胞が消滅してしまい、完全寛解となる。そんな患者が他にも3名いることがわかり、いずれの患者も生活が困窮していていお金が必要である状況があきらかになる。これは単なる偶然なのか。あら手の詐欺にしてもがん細胞をコントロールすることができるのだろうか。

 2017年このミステリーがすごい大賞受賞作。
 医療もので、しかもガンをテーマにしたミステリーなのですが、ガンを出したり消したりすることができるのか、という事自体は非常に興味深い謎なのですが、説明が専門的すぎておいてきぼりを食らっている感じがずっとしながら読み進めていた。
 ただ、ガンが消滅する謎だけでなく、どんでん返しもうまく盛り込まれており、作品としては完成度が高いと思うのですが、主人公とその友人たちとの会話が中心でただただ謎をこねくり回しているように感じで、なかなか話が進展しない印象。
 完成度が高いプロットだけに、もっと物語として面白ければよかったのにと感じた。

☆☆☆
ラベル:岩木一麻
posted by KOZO at 14:07| 静岡 ☀| Comment(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。