2014年12月10日

武田家滅亡



 題名の通り、長篠の戦い後、北条氏康の娘桂が武田家へ嫁いでから、武田家が滅亡するまでを描いた物語です。その間およそ5年という短い歳月で、武田家は急速に弱体化し、滅んでしまいます。
 武田家を滅ぼした信長が、その3ヶ月後の本能寺の変で絶命してしまうというのも、なんだか皮肉なものです。

 長篠の戦いで大きな痛手を受けたとはいえ、まだまだ余力を残していたはずなのに、内向きな思想から外交を進めたがために周囲すべてを敵に回してしまうという愚かしさ。先の見えた将からは人がどんどんと流出し、戦わずして負けていく。
 信玄の重さを支えきれずに武田家は自滅してしまった感は否めません。

 この本はかなりのボリュームがありました。
 登場人物も多く登場し、同じ人物でも2つも3つも呼び名があり、読むのにかなり時間がかかりました。
 それでも、一つの時代を築いた武田が滅ぶ様子を詳細に描いた力作は読み応えがありました。 
ラベル:伊東潤
posted by KOZO at 18:17| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック